エピテみやび株式会社 | エピテーゼの認知拡大を図る入口として。
エピテみやび株式会社の産業フェアオンライン活用法

エピテみやび株式会社

エピテーゼの認知拡大を図る入口として。
エピテみやび株式会社の産業フェアオンライン活用法


エピテみやび株式会社は、病気や事故、先天的な理由により外見に変化を抱えた方に向けて、完全オーダーメイドの「エピテーゼ」(人工ボディ)を製作・提供している会社です。

「エピテーゼを知っていただくきっかけとして、産業フェアオンラインの利用を決めました」と語るのは、同社で代表取締役として活躍する田村雅美さま(以下、田村さま)。

その活用法や今後の期待感について伺いました。


外見と心の回復に寄り添う「エピテーゼ」の魅力

田村さまが「エピテみやび株式会社」を立ち上げたきっかけは何でしたか。

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田村さま:元々は歯科技工士として働いており、技術向上を目指して渡米したところ、顔に損傷を負った兵士の方に出会いました。

その際、エピテーゼ(人工ボディ)をきっかけに顔が再建され、ご家族と共に涙を流して喜ぶ姿を目にし、強く心を動かされたんです。


また帰国後、乳がんで乳房を全摘出した友人にエピテーゼについて伝えたところ、「そんな選択肢があるなんて知らなかった」と感謝されました。

世の中には、必要としているのにまだ情報が届いていない方が多くいるのだと実感しましたね。


これらの出来事から、「自分にも何かできることがあるのではないか」と2017年にサロンを立ち上げ、翌年にはビジネスコンテストでグランプリを受賞して起業。

「エピテみやび」は、エピテーゼを広めたいという想いから“エピテ”を、そして私の名前から“みやび”を取りました。

技術だけでなく、心にも寄り添う場でありたい──そんな願いを込めた名前です。

貴社の事業内容について教えてください。

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田村さま:当社では、病気・事故・先天的な理由などで身体の一部を失った方に向けて、「エピテーゼ」と呼ばれるオーダーメイド装具の製作を行っています。

カウンセリングから製作、アフターケアまでを一貫してサロン形式で提供し、外見の回復はもちろん「心の回復」にも寄り添える存在を目指しています。


2019年には、エピテーゼの認知拡大と技術者育成を目的とした「一般社団法人日本エピテーゼ協会」を設立。私は代表理事として、講座カリキュラム監修や講師の育成、社会啓発コンテンツの制作、企業・自治体との連携推進等を行っています。


講座は体験・入門・初級・中級・上級と段階的に構成し、これまでに職業も年齢もさまざまな約100名の方が受講してくださいました。

誰もが少しずつスキルを高められるよう、工夫を重ねています。

製品づくりのプロセスについて教えてください。

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▲田村さまが手がけられたエピテーゼ


田村さま:指・耳・乳房などをリアルに再現したエピテーゼは、すべて手作業で丁寧に仕上げています。

着脱可能な仕様で、使用されるシーンに合わせて細かな調整を行うのが特徴です。

製作にあたっては、お客様の悩みや使用目的をじっくりヒアリングし、「その方にとって最も自然でふさわしい形」を追求しています。


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たとえば、講師の方にはマイクが握りやすいよう指先を少し丸めたり、日本舞踊やヨガをされる方には所作が美しく見えるよう指先を伸ばしたりと、大切な場面で自信を持てるようなデザインを心がけています。


新たな出会いやつながりを通し、誰もが自分らしく生きられる社会を実現したい

『産業フェアオンライン』を利用し始めたきっかけは何だったのでしょうか。

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田村さま:事故や病気、または先天的な理由で身体の一部を失った方やそのご家族は、外見に関する深い悩みを抱えていても、それを相談できる場所がほとんどありません。

医療や美容、どちらにも当てはまらず、「どこに頼ればいいのか分からない」と孤立してしまう方や、「コンプレックスを抱え、やりたいことに積極的にチャレンジできない」「人前に出るのが怖くなってしまった」という方も多くいらっしゃいます。


そうした中で、台東区が運営する『産業フェアオンライン』を活用することで、まずは地域の皆様に、ゆくゆくは全国の皆様にエピテーゼの存在を知っていただきたいと利用を決めました。


『産業フェアオンライン』が便利だと感じる点はどこにありますか?

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田村さま:常時情報が掲載されているため、関心を持った方がご自身のタイミングでアクセスや問い合わせができる点はとてもありがたいです。

写真や文章でサービスの内容を丁寧に伝えられる構成になっており、エピテーゼの理解促進にもつながっています。

また興味を持ってくださった方には、「台東区産業フェア」などの場で実際に製品にふれていただくことも可能です。

このように、オンラインとオフライン双方のメリットを組み合わせて活用できるのも便利な点だと思いますね。


今後、『産業フェアオンライン』を活用するにあたっての期待感はありますか?

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田村さま:自治体や大学、医療機関との連携が深まったり、CSR・ダイバーシティ推進に関心を持つ企業とつながったりと、さまざまな可能性が広がるのではないかと感じています。


また当社では、女性の自立支援やキャリア形成にも力を入れています。繊細な技術が求められるエピテーゼの世界では、女性ならではの感性や思いやりが存分に活かせます。

「手に職をつけたい」「人の役に立ちたい」と願う方との新しい出会いにもつながれば嬉しいですね。


『産業フェアオンライン』の活用を検討する方に向けて、メッセージをお願いします。

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田村さま:『産業フェアオンライン』は、ものづくりに関するビジネスをされている方はもちろん、「自身の活動をもっと広めたい」と考えている方にも最適な仕組みだと感じています。


当社としては、まだ社会で十分に知られていない「外見の回復」や「心のケア」の価値を広く伝える手段として、『産業フェアオンライン』を今後も積極的に活用していく予定です。

将来的には産学連携を深めながら、全国へのサロン展開も目指しています。

人生100年時代、誰もが心と体を大切にしながら、自分らしく生きられる社会の実現に向けて、これからも一歩ずつ歩みを進めていきます。

取扱事業者 Enterprise

エピテみやび株式会社

ライフスタイル

完全オーダーメイドのエピテーゼ専門サロンです。
「エピテーゼ」とは、義手や義足とは異なり、病気や事故・先天的などで身体の一部を失った
人々の美的側面に焦点を当てた身体的な装具で、自己肯定感や社会復帰などQOLの向上にも貢献します。
また女性の自立と社会進出を支援するためのスクールも開講中。
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